残業を減らすためにすべきこと

患者との会話が長引いてしまい、看護師の残業が長引いてしまうということがよくある。
よく慕われていて活躍している看護師ほどその傾向があり、いつも延々と会話をしていて時間が過ぎてしまっている。よく話しかけてもらえるのは嬉しいものの、やはり残業が辛いと感じてしまうこともあるだろう。

少し冷徹になって話を切るようにした方が良いかもしれないと考える場合もあるが、その会話によって職場が助かっている可能性もあることは留意した方が良い。
患者との会話は看護師の職務の一つであり、残業が多くなっているとはいえ、長く会話することによって本来行うべき職務をしっかりと達成できているのである。

頑張れるなら続けるのが望ましいが、やはり悩みの種になってしまっているのなら、考え方を変えるに越したことはない。本来行うべき職務を疎かにし、現場から望まれている仕事を放棄するという選択肢は、できる限り選ばないようにした方が良いためだ。

重要なのは、他に残業の原因になっていることがないかと探ることだ。それが他には全く見つからないという場合のみ、患者との会話を短くする方向で考えると良いだろう。
書類を書くのが遅かったり、後回しにしてしまい残業時間中に書くという看護師は多い。もっと手際良く行うべき医師との会話まで長引いてしまっていることも稀ではない。

看護師として重要な役割を果たしながら残業も減らすために、まず他の部分に目を向けてみよう。